絢爛たるペルシア――イランの文化財の精華展
「絢爛たるペルシア――イランの文化財の精華展」は故宮博物院、イラン文化遺産・観光・手工芸省、イラン国立博物館の共催で、1月12日から4月11日まで午門東雁翅楼展示ホールで開催されています。
西アジアに位置するイランは悠久の歴史を持つ文明国であり、有史以前の文化は数十万年にまでさかのぼることができます。同地で相次いで成立したアケメネス朝、アルサケス朝、ササン朝などはいずれも世界に広範な影響を及ぼしました。中国の史書上、イランは前漢時代には「安息」、南北朝時代には「波斯」と記されていました。東西交流の要所だったイランではさまざまな民族やグループの文化的要素が交わり、数多くの分野で世界の注目を集める成果が生み出され、その影響はユーラシア大陸のあまたの国や地域に及びました。
本展は「包摂の美」と「東西の結びつき」の二つのパートに分かれており、イランの多くの博物館が所蔵する文化財216点が一堂に会します。宮殿建築から居室の家具、王宮の貴重な品々から日常生活で用いられた器物、絵画芸術から文字による記録物に至るまで、建築、彫刻、陶磁器、ガラス、金属、書道、絵画などさまざまな文化財を通じて古代イラン芸術の不朽の魅力を紹介し、古代ペルシア文明が交流と学び合いの中で生み出した輝かしく雄壮な美を誇る文化遺産を展示します。
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