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「文明の先鋒―凌家灘文化玉器展」が 故宮博物院文華殿で開幕
2024-12-19

2024年12月14日、「文明の先鋒―凌家灘文化玉器展」が故宮博物院文華殿で開幕しました。今回の特別展は故宮博物院、安徽省文化・観光庁(安徽省文物局)、馬鞍山市人民政府が主催し、安徽省文物考古研究所、安徽博物院、含山県人民政府、含山県凌家灘遺跡管理処、含山博物館が共催し、香港ジョッキークラブが後援し、公益慈善研究院が単独協賛しています。

文化・観光部(省)党組メンバーで故宮博物院院長の王旭東氏、中国文物保護基金会理事長の劉玉珠氏、国家文物局党組メンバーで副局長の喬雲飛氏、中国古跡遺跡保護協会理事長の宋新潮氏、国家文物局考古司司長の閆亜林氏、馬鞍山市党委員会書記の袁方氏、故宮博物院党委員会書記で副院長の都海江氏、安徽省党委員会宣伝部常務副部長の范栄暉氏、安徽省文化・観光庁一級巡視員の何長風氏のほか、国家発展改革委員会社会発展司、文化・観光部の関連直属機関の責任者、この分野の専門家・学者らが展覧会の開幕式に出席し、故宮博物院副院長の任万平氏が開幕式の司会を務めました。

開幕式では、故宮博物院党委員会書記で副院長の都海江氏が挨拶し、「習近平総書記は『文化財と文化遺産は中華民族の遺伝子と血脈を受け継いでおり、再生不能で代替できない中華の優れた文明資源だ』と指摘しました。中華文明の守護者たる故宮博物院は、凌家灘遺跡で出土した玉石器を104点収蔵しています。今回の特別展は、故宮博物院と安徽省文化・観光庁、馬鞍山市政府が協力し、共同で企画した文化イベントであり、凌家灘遺跡からこれまで出土した玉器を初めて完全な形で一挙公開する総合展でもあります。故宮博物院はこれまで通り『故宮が受け継いだ中華の優れた伝統文化をありのまま完全な形で保護し、責任を持って伝承・発揚する』という神聖な使命を守り、展覧会という形で新たな時代の中国の物語を伝えていきます」と強調しました。

馬鞍山市党委員会書記の袁方氏は挨拶の中で、「馬鞍山は古今において輝かしく繁栄した文明都市であり、凌家灘文化はまばゆい輝きを放っています。習近平総書記は文化遺産の保護・伝承の取り組みを非常に重視しており、今年10月に安徽省を視察した際、『文化・観光の融合的発展をさらに推進し、文化観光業を支柱産業とし、文化遺産の保護・伝承を強化し、優れた伝統文化が創造的に事業化され、創造的に発展するよう後押しする必要がある』と強調しました。私たちは今回の特別展を契機に、『保護を第一とし、管理を強化し、価値を掘り起こし、有効に活用し、文化財を活かす』という要求を貫徹・実行し、新たな時代において凌家灘文化が新たな活力と新たな輝きを放つようにしていきます」と強調しました。

凌家灘遺跡は安徽省馬鞍山市含山県に位置し、今から約5800年から5300年前、新石器時代における中華文明の代表的な遺跡の一つです。凌家灘遺跡は五千年余りに及ぶ中華文明の重要な物証で、長江下流地域の文明化の過程において鍵となる遺跡、節目、エリアであり、中華文明の起源、形成、発展を研究するための物証を提供しています。1985年に発見されて以来、凌家灘遺跡では重要な玉器が数多く出土しており、長江下流における同時期の遺跡の中で面積が最大で保存状態が最も完全な集落遺跡で、紅山文化、良渚文化と合わせて「有史以前玉文化の三大中心」と呼ばれています。

凌家灘遺跡発見40周年を間もなく迎えるにあたり、文華殿「文明の先鋒―凌家灘文化玉器展」では、国内の考古学・文化財保護・研究・展示関連機関に収蔵されている重要文化財399点(セット)を展示します。そのジャンルは玉石器、陶器、骨器などに及んでおり、展示品の中には、豊かな哲学的思考を感じさせる「刻図玉版」、北京2022冬季五輪メダルのデザインにおいてインスピレーションの源となった「重環玉璧」、新石器時代の自然崇拝を今に伝える「玉亀」など重要な展示品が含まれており、多くの貴重な文化財が初公開されます。凌家灘遺跡は玉文化の影響を深く受けた新石器時代の重要な考古学的成果であり、中華文明の起源を探求し、考察するうえで一つの契機となりました。

今回の特別展では、凌家灘遺跡の重要な文化財がまとめて展示され、これまでと最新の考古学的成果を集約し、文明の起源について中国が綴る「凌家灘の章」を世界に向けて示しています。特別展は「文明の先鋒」をテーマとして、「問天究源(天に問い源を究める)」「斧鉞聖権(斧と鉞が象徴する聖権)」「邃古炊煙(遥かなる古代の暮らし)」「神巫王権(神権と王権)」「天工巧芸(匠の技が生み出した玉器の逸品)」「九州共輝(輝きの中での融合)」という6つのパートに分けて、凌家灘遺跡の豊富な考古学的物証、発達した玉器づくりの水準、神秘的な宗教信仰、開放的な交流と共生を深く掘り起こすことで、中華文明への自信と誇りを高め、中華文明の連続性、革新性、統一性、包摂性、平和性を詳しく伝えています。

特別展は2024年12月15日から2025年3月16日まで、故宮文華殿展示ホールで開催されます。

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