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「崑崙山の名玉――清代宮廷和田玉文化特別展」が故宮博物院で開幕
2025-01-13

2025年1月6日、「崑崙山の名玉――清代宮廷和田玉文化特別展」が故宮博物院で開幕しました。

文化・観光部(省)党組メンバーで故宮博物院院長の王旭東氏、中国文物保護基金会理事長の劉玉珠氏、故宮博物院党委員会書記で副院長の都海江氏、文化・観光部財務司(局)副司長の魏冀氏、文化・観光部弁公庁二級巡視員の彭世団氏、新疆維吾爾(ウイグル)自治区文化・観光庁党組メンバーで文物局党組書記、局長の李軍氏が開幕式に出席し、共に特別展の除幕を行いました。開幕式にはほかに文化・観光部と国家文物局の関連直属機関責任者、関連学会や協会、基金会の責任者などが参加し、故宮博物院副院長の任万平氏が開幕式の司会を務めました。今回の特別展は故宮博物院が主催、新疆維吾爾自治区文物局が共催し、香港ジョッキークラブが後援し、公益慈善研究院が単独協賛しています。

故宮博物院党委員会書記で副院長の都海江氏は開幕式の挨拶の中で、「習近平総書記は2024年9月27日、全国民族団結進歩表彰大会での重要演説で、『中華民族は五千年余りの文明史を持つ偉大な民族だ。我が国の各民族は祖国の広大な領土を共に切り開き、統一された多民族国家を共に作り上げ、輝かしい中国の歴史を共に綴り、燦然たる中華文化を共に創造し、偉大な民族精神を共に培ってきた。中華民族共同体の形成と発展は人心の向かうところ、大勢の赴くところであり、歴史の必然だ』と指摘しました。新疆は多民族が集まる場所であり、古来我が国の領土の分かつことのできない一部分であり、新疆の各民族は中華民族という大きなファミリーと血脈を同じくし、運命を共にする重要な一員です。今回の特別展は玉を媒介として、清代宮廷が所蔵してきた代表的な和田玉文化財を陳列することで、ご来場の皆様に玉文化の盛宴をお届けします。また、新疆の物語、さらに中国の物語を伝え、中華民族共同体意識をさらに強固にする重要な試みでもあります」と強調しました。

和田玉(ホータン玉)は、中華玉文化の主要な担い手であり、さらには歴史と伝統文化を伝える「中国の名刺」的な存在です。新疆の和田(ホータン)は中国の歴史上最も重要な玉の産地で、新石器時代という非常に早い時期から玉の採掘が始まっていました。清の乾隆26年(1761年)、貢玉制度の実施によって和田玉の使用は歴史上のピークに達し、和田玉の制作と使用は空前の発展と繁栄を見せ、中国玉器芸術は歴史上3度目となる発展のピーク期に入りました。

今回の特別展の中国語名称となっている「玉出昆岡」は、文字を習得するための教材である「千字文」から引用したものです。険しい崑崙山脈は、白雪の積もる山々が連綿と続き、川が勢いよく流れ、白波が天を突く、和田玉の生命の源です。今、私たちが目にしているのは清代の宮廷が所蔵していた和田玉で、大自然によって磨かれ、玉職人たちの丹念な技術によって生み出された労働人民の勤労と智慧の結晶であり、中華玉文化の重要な構成部分となっています。故宮博物院が今回の特別展を開催するのは、まさにこの長きにわたって伝えられてきた燦然と輝く和田玉文化を展示するためです。特別展は清朝宮廷が所蔵していた和田玉の代表的な逸品258点を厳選し、「玉之源」「玉之礼」「玉之雅」「玉之巧」「玉之用」の5つのパートに分けて展示し、清代の和田玉文化を紹介し、清代の各民族間の交流と融合について伝え、中華の優れた伝統文化を発揚することを企図しています。

故宮は五千年余りに及ぶ中華文明の重要な継承者であり、中華の優れた伝統文化の集積地であり、多元的な文化交流と融合の歴史の証人でもあります。今回の特別展は和田玉文化を切り口に、中華文明が玉を媒介として互いに融合し、参考にし合ってきた発展の過程を多面的に展示しています。展示品には、和田玉を用いた漢代の「玉辟邪」(玉製の魔除け)、乾隆皇帝が二十五宝のうち首位に欽定した「大清受命之宝」、乾隆皇帝の題詩が刻まれた「采玉図」山子(山形の置物)、清朝と海外地域との交流を示すヒンドゥスターン玉器といった重要な展示品が含まれており、そのうち130点の貴重な文化財が初公開となります。

「崑崙山の名玉――清代宮廷和田玉文化特別展」では、開催に合わせて特別展の図録を出版し、故宮のオフィシャルサイトで同時にオンライン展覧会を行い、微博(Weibo)や微信(WeChat)オフィシャルアカウント、視頻号(動画アカウント)のオフィシャルアカウントなどでもマルチチャンネルでマルチ形式の発信を行っていきます。特別展の内容解説の一環として、故宮博物院では一般向けのシリーズ学術講座を次々に開催する予定です。開催情報については「故宮宣教」微信オフィシャルアカウントの講座予告をご覧ください。

特別展は故宮博物院東六宮エリアの斎宮展示ホールで行われ、2025年1月7日から2026年1月4日まで一般開放されます。特別展の観覧に際しては、個別にチケット予約をする必要はありません。

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