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「文様が宿す世界――故宮博物院没入型デジタル体験展」 が香港故宮文化博物館で開幕
2025-05-14

2025年5月13日、香港故宮文化博物館で「文様が宿す世界――故宮博物院没入型デジタル体験展」の開幕式が開催されました。同展覧会は故宮博物院と香港故宮文化博物館が共同で主催し、公益慈善研究院が単独協賛しています。故宮博物院党委員会副書記で副院長の羅先良氏、香港故宮文化博物館董事局主席の孔令成氏、公益慈善研究院副主席で香港ジョッキークラブ慈善信託基金受託者の龔楊恩慈氏、西九文化区管理局行政総裁の馮程淑儀氏、香港故宮文化博物館館長の呉志華博士らが開幕式に出席しました。

今回の展覧会は、故宮博物院と香港故宮文化博物館が初めて共同で開催するデジタル展となります。本展覧会は「文様」をテーマとし、「没入型体験」をコンセプトとして、故宮の古代建築物や陶磁器、織物・刺繍に施された伝統的な文様を抽出し、革新的なデジタル技術を用いて、ご来場の皆様が「文様」の背景にある文化的な意味と現代アートによる解釈を感じていただける展覧会となっています。

今回の展覧会は、デジタル技術を駆使して、中華の優れた伝統文化の伝承と共有をビジュアル体験という形で表現し、ご来場の皆様に伝統文化の魅力を新たな視点で探求し、デジタル時代における伝統文様の新生を体感していただくことを目的としています。流れるように動き交差する光によって、吉祥の象徴である蝙蝠と桃を描いた「蝠桃文」や、海の波と龍を描いた「海水龍文」、茎や枝が絡み合った蓮の花をモチーフにした「纏枝蓮文」といった文様に生き生きとした息吹が吹き込まれ、果てしなく広がる空間を感じさせます。その中に身を置くと、文様が織りなす絢爛たる夢の境地へと足を踏み入れたように感じていただけることでしょう。

公益慈善研究院副主席で香港ジョッキークラブ慈善信託基金受託者の龔楊恩慈氏は、「公益慈善研究院は、国家、ひいては世界の公益慈善事業の交流と発展の推進に努めています。今回の展覧会は、故宮博物院と締結した5年間の協力計画の重要な構成部分です。同計画は、中華の優れた伝統文化を発揚し、芸術・科学技術人材を育成し、香港特別行政区を中国国内外における文化芸術交流の中心とすることに対する支援を目的としています。今回の活動は、故宮博物院の創立100周年を祝うだけでなく、香港ジョッキークラブの創立140周年を祝うものでもあり、よりいっそう歴史的な意義を持つものとなっています」と述べました。

故宮博物院党委員会副書記で副院長の羅先良氏は、「今回の展覧会は、故宮博物院と香港故宮文化博物館が共催する初のデジタル展です。故宮博物院は香港故宮文化博物館と共に、中華文化の至宝を世界各地の皆様にご覧いただき、異なる文化間の理解と尊重を促進するために努力していきたいと考えています。デジタル技術という『船』によって、伝統文化がグローバルな言語環境という大海へと乗り出し、波を切って進んでいくことを期待しています」と述べました。

香港故宮文化博物館董事局主席の孔令成氏は、「中華の伝統的な文様は、時代を経るほどにますます新しさを増しています。今回の『文様が宿す世界』では、科学技術を駆使し、文化財と建築物に施された文様を静から動へと変えることで、国内外からご来場いただいた皆様に伝統的な美の世界に浸っていただけるようにしています。香港故宮文化博物館と故宮博物院が共催する展覧会としては、今回が今年3回目の開催となります。今後も引き続き故宮博物院と力を合わせ、革新的な企画展を通じて中華の優れた伝統文化を発揚・伝承し、中国国内外の文化芸術交流の中心としての香港特区独自の優位性を発揮していきます」と述べました。

香港ジョッキークラブと故宮博物院は昨年5月、香港特区、大陸部、世界において中華文化を伝え、芸術・科学技術人材の育成を支援する「万方伝播中華文明及び文化科学技術人材育成計画」協力枠組み協定に調印しました。今回の展覧会は同計画の重点活動の一つであり、香港市民と香港特区を訪れた観光客に故宮文化を間近で感じる機会を提供し、大陸部と香港特区の文化分野における深い交流を促進することを企図しています。

今回の展覧会は、香港故宮文化博物館のギャラリー7で、2025年5月14日から10月13日まで一般公開されます。

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